耳鳴り

耳鳴り

外部からの音源がないにもかかわらず「ジー」「キーン」といった音が、聞こえることを耳鳴り(医学的には「耳鳴症」)といいます。

「何もない静かな部屋でも、耳の中でずっと音が鳴り続けている」
「夜、寝ようとすると気になって眠れない」
というお悩みはありませんか?これらは耳鳴りの典型的な症状です。

耳鳴りの種類と特徴

耳鳴りは自分自身だけが聴こえる「自覚的耳鳴り」と、医師が聴診器などで確認できる「他覚的耳鳴り」の2種類に分類されます。
9割以上は自覚的耳鳴りであり、患者さん自身にしか聞こえない音が続く状態です。

耳鳴りの音は人によって様々ですが、主に以下のようなタイプがあります。

高音性耳鳴り 「キーン」「ピー」という高い音。最も多いタイプで、聴力低下に伴うことが多いです。
低音性耳鳴り 「ゴー」「ブー」という低い音。血流の異常や耳管開放症などが原因のことがあります。
拍動性耳鳴り 脈拍に合わせて「ドクドク」と感じる音。血管の異常によることが多いです。

耳鳴りの主な原因

耳鳴りはそれ自体が病気ではなく、何らかの異常を知らせる「サイン」であることが多いです。
主な原因として以下が挙げられます。

加齢による聴力の低下 40代以降に増加する老人性難聴に伴う耳鳴りです。
騒音性難聴 大きな音に長時間さらされることで内耳の細胞が損傷します。
ストレス・疲労 自律神経の乱れから耳鳴りが生じることがあります。
メニエール病 内耳の異常で、めまいや難聴も伴います。
突発性難聴 突然発症する原因不明の難聴で、強い耳鳴りを伴います。
薬物の副作用 一部の抗生物質や利尿剤などの影響で起こることがあります。
耳垢栓塞 外耳道に耳垢が溜まることで耳鳴りが起こる場合もあります。
高血圧・動脈硬化 血管の異常により拍動性の耳鳴りが生じることがあります。

当院で行える耳鳴りの検査

① 標準聴力検査

ヘッドホンから音を聞く気導聴力検査と、振動子を頭に当てる骨導聴力検査の2種類を行い、聴力レベルを測定します。

② 耳鳴り検査

耳鳴りの音の大きさや高さを客観的に評価します。

③ チンパノメトリー

鼓膜や中耳の状態を調べ、耳鳴りの原因を探ります。

耳鳴りの治療法

耳鳴りの治療は原因によって異なりますが、当院では患者さん一人ひとりの状態に合わせて以下の治療法を検討します。

原因治療

耳垢除去、中耳炎治療、薬剤の見直しなど、原因が特定できる場合はその治療を優先します。

薬物療法

流改善薬 内耳の血流を改善し、耳鳴りの軽減を図ります。
抗不安薬 必要に応じて耳鳴りによる不安を軽減します。
ビタミン剤 内耳の代謝を改善します。

耳鳴りは「我慢するしかない」と思われている方もいらっしゃいますが、原因によっては適切な治療によって取り除いたり、軽減させたりすることができる場合もあります。
「少し気になる」という段階でもお気軽に姫路市飾磨区のうおずみ耳鼻咽喉科までご相談ください。

病院まちねっと
アレルゲン免疫療法ナビ
無呼吸なおそう
無呼吸ラボ

お電話079-231-1133

自動音
声受付

Web受付

Web問診