姫路市のうおずみ耳鼻咽喉科です。
先日、半日休診をいただき、横浜で開催された日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の専門医講習会に参加してきました。
二日間しっかり座学漬けで、終わる頃にはお尻と背中が少し悲鳴を上げていました(笑)。
普段の診療は立ったり座ったりと姿勢が変わるので、意外と痛くならないんですよね。
会場のすぐそばには、美しい帆船「日本丸(国重要文化財)」が静かに停泊していました。
水面に映るその姿は現役のころと変わらないのだろうと思わせる堂々とした佇まいで、思わず足を止めて見入ってしまいました。
日本丸は1930年から1984年までに、約11,500人もの実習生を育てた練習船。
希望に満ちた若者たちを乗せ、風をはらんだ帆で広い海を越え、戦争の混乱も乗り越えてきた船です。
その甲板では、きっとさまざまなドラマがあったのでしょうね。
私も耳鼻咽喉科の道に進んで、気づけばもう30年。
駆け出しの研修医だった頃の気持ちが、日本丸の姿とともにふっとよみがえり、
「初心を忘れず、これからも頑張ろう」と心が温かくなりました。
今回の講習会でも、皆さまの診療に役立つ新しい知識をたくさん学んできました。
日々の診療の中で、しっかりとフィードバックしてまいります。
うおずみ耳鼻咽喉科
院長 魚住 真樹




